次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違いは?

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違いは?

【次亜塩素酸水】次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違いは?

 次亜塩素酸水と似たものに次亜塩素酸ナトリウムというものがあります。
 似た名前ですが性質は異なるので、「次亜塩素酸だから買って置こう」というのはNGです。

 

pHは次亜塩素酸水が酸性、次亜塩素酸ナトリウムがアルカリ性

 一番分かりやすいのがpH(酸性度)でしょう。酸性とアルカリ性ですから、性質そのものが違うのです。
 次亜塩素酸水はこちらにもまとめましたが、微酸性次亜塩素酸水でpH6.5以下です。このpH以下であればHClOの濃度が高く、除菌する力があります
 次亜塩素酸ナトリウムはHClOではなく、ClO-の力で除菌します。ハイター等にも使用されていますが、HClOの除菌力には劣ります(HClOはClO-の80倍の除菌力といわれています)。
 このような違いからも、次亜塩素酸ナトリウムを水で溶かしても次亜塩素酸水にはなりません

 

次亜塩素酸ナトリウムは「混ぜるな危険」

【次亜塩素酸水】次亜塩素酸ナトリウムは「混ぜるな危険」

 次亜塩素酸ナトリウムは酸性の液体と混ぜると塩素ガスが発生して危険です。
 次亜塩素酸水はこのような点に気をつける必要はなく、食品等にも使用できますし、トイレや風呂場にも吹きかけることができます

 

腐敗・人への影響は次亜塩素酸ナトリウムが大きい

 次亜塩素酸ナトリウムはハイターを思い浮かべると分かると思うのですが、臭いが強いですよね。しかも、水を流した後も臭いが残りますから、食品に使うのはNGでしょう。
 反面、次亜塩素酸水はほとんど臭いがありません僅かな塩素臭がしますが、吹きかけるとすぐに塩素臭がなくなります。これは分解速度が早いためで、万が一口に入れてしまっても安全だと言われています。
 このような特性から、次亜塩素酸ナトリウムを希釈して吹きかけるのは極めて危険ですが、次亜塩素酸水は空気中に吹きかけて洗浄することが可能で、除菌・消臭ができます。
 代わりに、次亜塩素酸水で漂白することは不可能ですが、次亜塩素酸ナトリウムでの漂白は可能です。

 

使い勝手がいいのは次亜塩素酸水

 次亜塩素酸水は漂白ができないというデメリットはありますが、使い勝手はいいです。
 例えば、消臭スプレー・除菌スプレーとして次亜塩素酸水は使えますペット用・車載用・室内用の消臭スプレーも分ける必要はありません
 噴射器に次亜塩素酸水を入れるだけで、空間の除菌もできます
 生ゴミの脱臭剤も別に購入する必要はありません。次亜塩素酸水の濃度を調節するだけでOKです。
 このような用途では、次亜塩素酸ナトリウムは使えません。

 

気を付けて!次亜塩素酸ナトリウム水溶液を次亜塩素酸水として売っている

 本当に気を付けて欲しいのですが、「次亜塩素酸水って書いてある商品を買えば大丈夫なんでしょ」と思われるかもしれませんが、裏面を良く読むと原材料に「次亜塩素酸ナトリウム」の表記のある商品の多いこと…特にホームセンターやドラッグストアで売られている次亜塩素酸水はこの次亜塩素酸ナトリウムを溶かした「次亜塩素酸ナトリウム水溶液」のことが多いです。
 というのも、次亜塩素酸水は分解が早いので、ホームセンターやドラッグストア等の流通には向きません。ですから、このようなタイプの次亜塩素酸ナトリウム水溶液が流通しているのです。
 また、ベビー用品やらペット用品の殺菌、または掃除グッズについて紹介しているサイトでも、この次亜塩素酸ナトリウムを次亜塩素酸水として紹介しているサイトも多いです(本当に…)。成分が全く違うものですから、くれぐれも間違えないでください。本当に危ないので…



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